フロントガラス補修に関する Q+A
Q1.どのような傷が補修しやすいのでしょうか?
A1. 傷の種類は、同じものがないくらい多種多様な傷があります。もっとも簡単に修理できる傷のタイプは、ブルズアイという形で傷が丸型で牛の目のような形をしています。なぜ簡単かというと、ガラスの中間膜が傷をうけたことによって丸く接着面がはがれたからです。その場合は、丸い空間の中にレジンを注入して作業は、終了します。
しかし、傷には、スターと呼ばれる短い線が集まったものや、クラックと呼ばれる3センチ以上の線キズがあります。これは外側ガラスと中間膜は接着されているが、キズが外側ガラスの中間膜側に広がっているキズですので、レジンを注入する場合、外側ガラスと中間膜の間に空間がない為、レジンが注入しにくくなるためです。この場合は、外側ガラスのヒットポイントをできるだけ大きくし(ガラスピッカーで行うより、ドリルでヒットポイントから、キズの方向に向けて入り口を大きくするのが最高の方法です)十分吸気を行ってから多めの加圧時間をかけて注入してください。
このような、キズでは、キズがヒットポイント以外にも外側ガラスの表面まで出ている場合もありますのでそのような、場合は、外側ガラスの表面から綿棒等でレジンをキズにこすりつけて注入すると簡単にキズが消えます。
キズの難易度は、キズ内側にどれだけの空間があるかでほとんどわかると思います。空間があればあるほど作業は、簡単になります。
Q2.直してはいけないキズはありますか?
A2. フレームから10センチ以内のキズは、車からの衝撃が直接かかりますので、せっかくキズを直してもキズがバンプ等で広がる可能性がありますので、行わないほうがよいでしょう。
また、5センチ以上のクラックキズは、修理代金と作業時間、お客さまの満足度を考えた場合補修よりもガラス交換をお勧めしたほうが良いでしょう。
Q3.作業前にすべきことを教えてください。
A3.
(1)キズがどのくらい前に出来たキズかをチェックする。古い傷であれば、キズ内部にごみ、ケミカルなどが入っているため、補修後、キズ部分が変色(白濁、黄ばみ)する可能性があることをお客さまに伝えます。
(2)キズ周辺をガラスクリーナーで磨き、内部まで完全に乾燥させます。キズ内部に水分が入っているとキズの変色や、レジンが固まらない原因となります。
(3)新型レジンは、紫外線にとても敏感な液体です。室内で作業を行うことはもちろん、ダッシュボードなどからの、光の反射なども、作業中にレジンが硬化する原因となりますので良い環境で作業を行えるように準備しておきましょう。
Q4.お客さまとの事前の話し合いのやり方について教えてください。
A4. サンプルガラスでお客さまに修理後の傷を見ていただき、『ガラス補修とは、安全運転のためにガラスキズが走行中大きく広がらないことを目的とした作業で、キズが100%なくなるものではありません。』とお伝えしましょう。放置しておけば、キズは、走行中に振動や、風圧によってどんどんと大きくなって安全運転に重大な支障を与えかねない事態になっていきます。最近医療現場でも行われているように、インフォームドコンセプト(事前承認)がお客さまとの信頼関係になります。必要であれば、別紙のようなフロントガラス修理申込書に記入をしていただくことも、トラブルをおこさない方法です。
Q5.修理の価格は、いくらにしたらよいでしょうか?
A5. 直径15ミリで1万8千円、外注価格の1.5倍、ガラス交換費用の1/3 − 1/4(車格によって値段を変えることも可能です、保険免責額、もしくは、実費交換費用から算出)のどれかを基準としている場合が殆どです。その地域平均の価格よりも20%価格を下げると作業依頼がグンと増えることがわかっています。
Q6.販売促進の方法は、どんなのもがありますか?
A6.
社内での活性化としては、
(1)月間入庫車の0.5%をガラス補修目標数(10ミリ以上のキズがある車は、2%ゆえその1/4を補修することを目標とする、月間入庫が400台ならば月2台)として、毎月各店舗での補修数を本部で集計する。(サティオ神奈川方式)
(2)オフロードなどを走る車を販売する場合、ディラーオプションとして販売3年以内のガラス補修は、(15ミリ以内)1万円などのオプションを設定する。(アイシーエル方式)
(3)ガラス補修を行ったサービス部に対して、最初の3回までマックカード、クオカードなど500円相当の修理報奨金を出す。(いままでの経験上、2回以上作業をおこなったメカニックは、ガラス補修に自信をもつことがわかっています)
(4)入庫車点検マニュアルにフロントガラスチェックの項目を追加する。(現在日産自動車にて検討中)
お客さまへのアピールの方法は、
(1)サービスフロントにサンプルガラスを置いてご来店いただいたお客さまに修理後のガラス傷を見てもらう。(プリンス広島方式)
(2)販売キャンペーンのチラシ配布の時に、査定いただいたお客さまにガラスキズがある場合は、無料―5,000円程度のディスカウントをチラシに載せる。地域のイエローページに年間広告をだす。(東京目黒の某修理工場は、年間5千円でイエローページにガラス補修いたします、と載せたところ、月間2−3件のお客さまのご来場があった)ガラス修理はもちろんのこと、顧客獲得にも良い結果をもたらす。
(3)リペアシールをキズの部分に貼って、お客さまの注意を喚起する。
Ryusei Community Inc. お客さま相談室 03(3460)9123